簡単に見分ける方法を伝授!突き指負傷した時の「骨折・腱断裂」か「捻挫」の判断方法!

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突き指とは!

上から見た感じです!血腫が出てますね!

「突き指」は子供の頃に度々遭遇します!
大人でもありますが・・・

そしてメチャ痛い(汗)
特に指先は神経が敏感なので尚更!

「突き指」には色々なパターンがありますが
今回は1つにターゲットを絞ります。
少し専門的な名称になりますが

「マレット・フィンガー」

聞き慣れない名前ですが
これについて「やざわ」
考えや経験を解説して行きます。

先ず、負傷パターンですが

球技中にボールが指先に当たる!
指の第一関節(DIP関節と言います)が
そのボールが当たった作用で
伸ばされるのではなくて
強制的に「曲げられ」ます!

強く曲げられた事により
指の背中部分が必要以上に
伸ばされ限界を越えてしまい

指を伸ばす腱が「断裂」するか
腱が骨ごと剥がしてしまいます。

「骨ごと」とは言いますが
小さい「骨片」です。

「断裂」⇨「腱断裂」
「骨ごと」⇨「剥離骨折」

上記の2種類が重傷の部類になります。
そしてこの2つの中で更に重症度が
異なります。

どちらが「重傷」と思いますか?
普通は「骨折」してる方と考えますが

この場合は「腱断裂」の方が
後々の処置が厄介です!

骨折の場合は、適切な処置を施し
しっかり「固定」を行えば
骨は必ず「骨癒合」します!
※特殊な疾患がない場合です。

ところが・・・
「腱断裂」の場合は骨折より
タチが悪いのです!!

簡単に言うと
「引っ付きにくい」のです。

決められた期間を守って
安静固定を行っても
患部が不安定であったり
血流が悪かったりと
治癒過程に不利な事が多いのです。

しかも固定期間は「骨折」よりも
長期間になります。

これがなかなか面倒です(汗)
痛みが引いてくると
ついつい動かしてみたり
固定を疎かにしたりします。
とにかく「腱断裂」は厄介です(泣)

厄介事はこれだけでなく
ラスボス級の厄介事があります!
それは・・・

きっちり治療をしないと
指先が曲がった状態で
一生過ごす事になります!
「変形治癒」が高確率で起こります!

「やざわ」に来院する方でも
昔に「突き指」して放っておいた!
こんな方が多いです。

これは負傷しても処置をせずに
そのままにした結果です。
こうなると元には戻りません(泣)

こうならないように
初期処置はしっかり行って下さい!

昔はよく
「酷い捻挫より軽い骨折の方がマシ」
って言う人も居てました。

結構、乱暴な考え方ですが
一理ある気もします。

「骨折・腱断裂」か「捻挫」の見分け方!

指を「ピーン」と伸ばせません!骨折してます(汗)

見分け方!!
これは至ってシンプルで簡単です!

負傷した直後は少し痛いですが
その指を伸ばして下さい!

もし指が「ピーン」と伸びなかったら
それは「骨折・腱断裂」を疑います!

※骨折の場合は伸びきる事もあります。

全部の指が綺麗に伸びた場合は
「骨折・腱断裂」の可能性は低いです。
ただこれだけの事です。

第一関節(DIP関節)を負傷した時は
この方法で確認して下さい。

それと爪の根本周辺が
骨折による「血腫」が現れます。
勿論「腫脹」もあります。

因みに・・・
第二関節(PIP関節)の場合は
この方法は使えません。

第二関節(PIP関節)の突き指も
頻発します!かなり痛いです(汗)

負傷後の応急処置!

先ずは固定しました。装具が無かったのでとりあえず!

負傷直後はRICE処置という
4つの方法を行います。
・rest⇨休憩、安静
・icing⇨冷却、冷やす
・compression⇨圧迫
・elevation⇨挙上


急性外傷の際に行う基本の処置です。
この処置を施して
医療機関に搬送します。

ここまで出来れば完璧です!

治療方法!

「マレット・フィンガー」の場合は

基本は固定で治癒を期待しますが
腱断裂のパターンで時間が経過したり
癒合が期待出来ない場合は
「腱縫合手術」になります。

骨折の場合は「脱臼骨折」になる事が
多いので手術療法がほとんどです。
皮膚の上から
「綱線」を2〜3本通して固定します。

結構・・・
痛いです(泣)
綱線を抜きますが
その時も痛いです(泣)

予後はどうなる?

固定後や手術後は
「リハビリ」に励んで下さい!
電気療法や超音波、運動療法など
初めは動かしにくいですが
しっかり頑張って下さい。

予後は良好ですから
安心して下さい!

まとめ

応急処置

「マレット・フィンガー」
高頻度で起きます!

スポーツ現場や体育の授業でも
どこでも起きます。

大切な事は
適切な処置を行う事です。

「放置」していると「変形」かも!?
これが一番嫌な事です。

くれぐれも自己判断せずに
医療機関を受診して下さい。

我々柔道整復師は
負傷後の応急処置から
医療機関の受診までのサポート
そして「後療法」です。
※リハビリです。

困った事があれば気軽にご相談
お待ちしています。

「ファースト・エイド」
とにかく初期処置が予後を左右します!
怪我なく楽しくスポーツを楽しみましょ!

では、また次回!!

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プロフィール
院長
マッチョやざわ

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